オリ西、球団新8戦8勝!貯金13
「交流戦、オリックス12-2阪神」(20日、京セラ)
球団新の開幕から8戦8勝にも、オリックス・西の表情は晴れなかった。「本当は喜びたいが、完投しないといけなかった」と6回2失点降板を反省。今季最多の12得点を挙げた味方打線に「打ってくれて勝てた」と感謝した。
初回は三者凡退でスタートしたが、二回以降は毎回被安打。三回は緒方に右前打、上本に右中間三塁打を許し1点を献上。さらに鳥谷に犠飛を打たれた。
今季は、1試合で3点以上失ったことはない。交流戦開幕戦で苦しめられた。「対戦経験のない打者が相手で、深く考えすぎた」。その結果が「(体が前へ)突っ込んだ。去年や一昨年までの悪い癖が出た」と影響した。
高山投手コーチは「西は口に出さないが、8連勝のプレッシャーはあったと思う」と心情を代弁。その上で「今季で最も悪かったが、よく頑張った」と褒めた。
チームは今季2度目の6連勝。97年以来の貯金13で上々の交流戦スタートを切った。森脇監督は「西は(内容が)今までと違うが、成長をみせた。8戦8勝は全員の勝利」とたたえた。村田兆治(ロッテ)が85年に記録したプロ野球記録の11戦11勝も、西の力、そしてチームの力があれば、決して無理な数字ではない。
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