巨人が九回逆転で連勝!村田走者一掃打

 「西武3‐4巨人」(21日、西武ド)

 執念が実った。巨人が土壇場の九回に逆転し、9、10日の阪神戦で2連勝して以来の連勝だ。原監督は「(打線が)よくつないだと思います」と目を細めた。

 チームが一丸になった。1‐3の九回。4番のセペダがこの日、4個目の四球を選ぶなど2死満塁。ここで村田が増田から詰まりながら放った打球は、二塁後方に落ちた。走者一掃の適時打で3点を奪って逆転した。

 村田は「バットに当てれば何とかなると必死に振りました」と振り返った。開幕は4番で迎えた村田だが、これまで極度の打撃スランプに陥っていた。この日は7番での出場だったが3安打と復調の気配を見せたのはチームにとっても大きい。

 交流戦は連勝スタート。原監督は交流戦通算108勝目となり、並んでいた元阪神、オリックス監督の岡田彰布氏を抜き単独トップになった。「チーム全体でこの2試合、いい形」と手応えもつかんだ様子。交流戦で巻き返しを狙う。

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