“ダル似”中村プロ初完封でハム快勝

 「交流戦、日本ハム8‐0DeNA」(24日、札幌ド)

 緩急を駆使した投球がさえた。日本ハムの中村が129球の熱投で、プロ初完投初完封。本拠地で大歓声を浴び「野手の方に点を取ってもらい、思い切っていけた」と仲間に感謝した。

 恐れることなく立ち向かった。四回、1死二塁。ブランコを100キロ前後のカーブで揺さぶりながら、最後は直球勝負。137キロを内角低めに決め、見逃し三振に仕留めた。栗山監督も「怖がらずに行く、という覚悟を感じた」とうなずいた。

 入団時、目鼻立ちがダルビッシュに似ていると注目を集めた。10年8月11日のロッテ戦では、その大先輩ダルビッシュ以来となる高卒新人投手初登板初先発初勝利をマーク。だが、その後は安定感を欠き、昨季まで通算4勝。今季も開幕は2軍で迎えたが、変化球の制球が良くなり、チャンスをつかんだ。

 チームでは大谷や上沢ら、22歳の中村の後輩が先発陣を引っ張っている。中村は「僕自身も追いつけるように。若い選手でチームを盛り上げていきたい」と誓った。

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