オリ上位候補にタイ出身平成国際大佐野
オリックスが今秋ドラフト上位候補として、関甲新大学リーグに所属する平成国際大の146キロ左腕、佐野泰雄投手(4年)をリストアップしていることが23日、わかった。
日本人の父とタイ人の母の間に生まれ、タイ・バンコク出身。177センチ、81キロとがっちりした体格の上手投げで、和光高時代もドラフト候補に挙げられた。大学通算24勝。全国大会出場経験のない同大では大黒柱的存在だ。今春はリーグ最多の7勝を挙げベストナインに選出された。カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カットボールと多彩な変化球も魅力だ。
球団関係者は「粗削りな面もあるが身体能力はずばぬけている。いくらでも投げそうなタフな体力を持っている。優れた素材」と評価している。今年は早大・有原航平投手(4年)、済美・安楽智大投手(3年)ら投手の逸材がそろっており、佐野についても球団は調査を続ける。