日本ハム・大谷 打ってもスゲ~猛打賞
「日本ハム2‐1楽天」(28日、札幌ド)
投げるだけではない。打ってもすごい二刀流。日本ハム・大谷が打者として3安打の活躍。5割復帰に貢献した。「3番・指名打者」で出場しチャンスメークした。「(後の打者に)しっかりとつないでいけたのはよかった。うまく対応できました」と胸を張った。
25日DeNA戦、チームトップタイの7勝目を挙げた翌日に休んだだけ。前日に続き野手で先発出場。初回に右前打を放つと三回にも右前打。先頭で迎えた3打席目の六回。青山から中前打を放ち3月30日以来プロ2度目の猛打賞だ。
一走の大谷は1死後、北の二ゴロを相手が悪送球し、ボールが三塁ファウルゾーンを転々とする間に、本塁を駆け抜けた。
前回、登板時に打球が直撃した左手首にはうっすらとあざが残る。状態は決して万全ではない中、小谷野、稲葉、ミランダらケガ人続出のチーム事情のため、強行出場しなければならなかった。苦しいチームをバットで救った。
前々回18日の阪神戦、前回DeNA戦は先発として、この日は野手として連敗ストッパーとなった。栗山監督は「チームを勝たせなさいと言っている」と期待する。上位追走へ負けられない中、二刀流が投打でフル回転する。