「ＤｅＮＡ２‐３阪神」（４日、静岡）

　ＤｅＮＡはエース井納の続投が裏目に出た。七回無死一、二塁でそのまま打席に立たせ、送りバント失敗（一飛）。直後の八回、先頭の大和へのストレートの四球をきっかけに決勝点を奪われた。中畑監督は「バントも裏目、続投も裏目。責任は私にある」と振り返った。

　五回まで無失点に抑えた井納は、リーグ単独トップの９勝目に近づきながら逆転負け。「監督から、バントできるか？と聞かれて、行きますと言った。きょうの試合は自分の責任で負けました」と肩を落とした。

　中畑監督は交流戦後、球宴までの１６試合を１０勝６敗という目標を掲げていた。「きょうはモノにしないといけない」とエースを送り出した一戦は、悔いの残る敗戦。これで交流戦後は２勝４敗。「次、やり返す準備をする」と巻き返しを誓った。