大分・佐野4回6K!スカウト20人
「高校野球・大分大会2回戦、大分7-2安心院」(15日、別大興産)
プロ注目右腕の大分・佐野皓大投手(3年)がリリーフで六回から4回を投げ4安打1失点。「今日はコントロールが悪かった。プラスは全然なかった」と厳しく自己採点した。
春の九州大会準々決勝の東福岡戦で最速150キロをマークした。ネット裏には阪神など7球団20人のスカウトが集結したが、この日は「今日はスピードを追い掛けるなよ」という佐野監督の言葉を守り、最速は143キロどまり。八回に3連打で1点を失った。
「打たれたのが悔しかった」。佐野は厳しい表情を見せたが、6奪三振で「大器」の片りんは見せた。「腕の振りが柔らかく馬力がある。球速もこれから伸びると思う」と広島の末永スカウトは将来性に期待した。