ハム中田逆転弾「千葉でも暴れまくる」
「楽天3-7日本ハム」(27日、コボスタ)
左翼ポールを巻いて、打球がスタンドに飛び込むのを見届けると、日本ハム・中田は右手に持ったバットを突き上げ、ベンチを見てニヤリと笑った。1点を追う七回2死一、二塁。則本の内角直球に体をクルッと回転させた。
逆転となる17号3ラン。リーグトップ63打点目の一撃に「手応えは完璧でした。後はきれるかきれないかと思って見てた。待っていた真っすぐをうまくたたんで、打ち返すことができてよかった」と胸を張った。
中田の一撃はアブレイユ効果でもある。昨季の本塁打王助っ人は26日から1軍復帰。5番に座ったことで栗山監督は「相手も翔と勝負しないといけなくなる。メンバーがそろうとプラスアルファが生まれる」。中軸に役者がそろい喜んだ。
25日の満塁弾に始まり、仙台では3試合連続マルチ安打、7打点の活躍だ。中田は「この流れを大事に千葉でも暴れまくる」と次カードロッテ戦も打つと宣言した。これで勝率5割に復帰。上位追撃へ本塁打を量産する。