大谷、3打席連続Kも8回タイムリー
「ロッテ4‐6日本ハム」(29日、QVC)
勝負強さが光った。日本ハム・大谷が3番・DHで、後半戦初めて野手で先発。八回、同点に追いつき、なお1死一、二塁で中前適時打を放った。反撃の口火を切った中島の適時打を振り返りながら「一本タイムリーが出ると雰囲気が変わる。波に乗れました」と喜んだ。
ストレスのたまる展開だった。三回の第2打席は、内角直球に見逃し三振。際どい球をストライクと判定され、不満げな表情を浮かべた。六回の第3打席はタイミングが合わず、屈辱の3打席連続三振を喫していた。
球宴では日本最速タイの162キロを計測し、投手としてインパクトを残した。この日は「もっと粘れるところはあった」と3三振を反省したが、ここ一番で存在感は示した。