「楽天０‐３ソフトバンク」（３０日、山形）

　楽天先発のドラフト１位・松井裕が７回２失点と好投したが、打線の援護なく５敗目。天敵・内川の一打に沈み、１１１球の熱投も勝利を呼び込めなかった。

　六回だった。２死一、三塁から、この試合前まで４打数４安打と打たれている内川に右中間へ２点適時二塁打。だが松井裕も星野監督も、内川よりも中村への四球を悔やんだ。「２死からの四球が全てです」と左腕。「２死取ってから。やっぱり油断だよ」と指揮官も一緒のコメントだった。

　それでも、プロ最長の７回を投げ、試合をつくった。闘将は「俺が見てきた中で、最高の投球。いい球投げていた。でも、０点じゃ勝てん」と評価。松井裕は「いつか、打ち取れるようにしたい」と、内川へのリベンジを力強く誓った。