キヨシに続投要請へ!田代氏も招へい
「DeNA7-5巨人」(27日、横浜)
DeNAが今季で契約が切れる中畑清監督(60)の続投を決め、近日中に要請することが27日、分かった。また、得点がリーグ最下位に落ち込んだことを受けて、楽天を退団する田代富雄打撃コーチ(60)を招へいする方針。要請を受ければ中畑政権4年目を迎える。
3年間の中畑采配が高い評価を受けた。野手では梶谷、筒香をレギュラーに育成。投手陣も山口の先発転向、新人・三上を抑え抜てきなど、適材適所に再編成しながら戦い、チーム防御率を3点台に押し上げた。代打打率・270はリーグトップ。5月以降8月まで月間勝率5割以上の安定した戦いを披露した。
3年連続アップしている観客動員数も、この日で10年ぶりに観客150万人を突破。発信力あふれる中畑監督の存在がその一因として評価を受けた。
池田純球団社長(38)はこの日、「1つでも上の順位を目指してほしいが、5位だからダメというわけではない」と順位でなくその手腕を評価基準とする方針を口にしている。
Bクラス確定を受けて中畑監督は「私の能力を含め、まだまだ力が足りませんでした。この結果は真摯(し)に受け止めますし、反省しております。しかし、やれることはやって来ましたし、後ろ向きな気持ちはありません」とコメント。進退には触れなかったが、意欲的な姿勢を示した。