有原はハム!佑ちゃんに弟子入り宣言
「プロ野球ドラフト会議」(23日、グランドプリンス新高輪)
今ドラフトで最多の4球団が1位指名で競合し、日本ハムが交渉権を獲得した有原航平投手(22)=早大=は、10年の日本ハムドラフト1位で母校の先輩・斎藤佑への“弟子入り”を宣言した。
「(早大で)主将をしていて、チームをまとめられる素晴らしい方だと思う。しっかりあいさつして、教えていただきたい」。早大では入れ替わりだが、大学時代に数々の伝説を残した先輩に思いをはせた。
岡村監督も斎藤との共闘を願った。「切磋琢磨して、2人で先発ローテーションに入ってほしい」と教え子にエールを送った。
4球団による抽選は寮のテレビで見た。その後、室内練習場で岡村監督に報告。がっちり握手を交わすと、硬かった表情が崩れた。日本ハム、阪神、広島、DeNAからの1位指名に「うれしかった。どこになるかドキドキしながら見ていた。どこでも頑張ろうと思っていた」と声をはずませた。
日本ハムの印象を問われると、「北海道には一回も行ったことがないけど、常に優勝争いをしていて、ファンが熱い印象がある。(プロでは)勝てる投手になりたい」と言い切った。最速156キロを誇る大学ナンバー1右腕は、堂々と北の大地に乗り込む。