巨人・村田修一内野手（３３）が２７日、ドラフト１位指名された岡本和真内野手（１８）＝智弁学園＝に闘争心を燃やした。自身と同じ右打ちの長距離砲で三塁手。「いい刺激になればいいと思います」と話した。

　プロ通算３０９本塁打のアーチストが表情を引き締めた。岡本のプレーは見ていないが「いっぱいホームラン打ってるんでしょ」と報道陣に逆取材。「結果を残さなければいけない世界。見て頑張らないと」と発奮材料にする。

　この日は秋季練習初日。ＣＳ敗退以来、９日ぶりに汗を流し「体が動かないよ」とニヤリ。日本シリーズの真っただ中での練習開始に「悔しい思いもしているが、（秋季練習が）いい時間になれば」と前向きに捉えた。

　今季は開幕４番を任されながら、不本意な成績に終わった。悔しさをかみしめ、来季へ臨む選手会長は「１年１年が勝負ですから」ときっぱり。１５歳下の若き大砲候補の存在を刺激に、巻き返しを図る。