De金城涙のFA宣言 コーチ就任固辞
涙で別れを告げた。DeNAの金城龍彦外野手(38)が3日、神奈川県横須賀市内のベイスターズ総合練習場で高田繁GM(69)と会談。フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。4日に書類を提出するが、巨人が関心を示している。
報道陣に囲まれて、思いを口にした金城。「ベイスターズで16年間ひとすじにやってきた思いもある。迷いもあった。ファンのみなさんに感謝の気持ちでいっぱい…」。目を潤ませた。それが言葉を遮った。袖でぬぐった。その姿が、悩み抜いたことを示していた。
今季は出場90試合、打率・200にとどまった。9月にはコーチ就任も打診されたが、固辞。現役続行で決まっていた。「環境を変えて自分を見つめ直してやってみたい」と明かした。
報告を受けた中畑監督は「悩んだ末の結論。オレにも涙ながらに言ってくれた。決断して行く道に、幸あれ。そう思う。オレも『負けないぞ』とファイティングポーズをとったよ」とエールを送った。