G新助っ人候補 韓国2冠右腕を調査

 巨人が新外国人選手として、2009年WBCオランダ代表のリック・バンデンハーク投手(29)=韓国サムスン=をリストアップしたことが5日、明らかになった。身長196センチの大型右腕で、今季サムスンで最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。来季の日本一奪還を目指す原巨人が、最重要課題である先発投手の補強に向けて動き出した。

 巨人がリストアップしたバンデンハークは、身長196センチの大型右腕で快速球が武器だ。マーリンズなどに在籍しメジャー通算8勝11敗。だが韓国球界で頭角を現した。

 今季、サムスンでは13勝(4敗)をマークした。防御率3・18で最優秀防御率、180奪三振で最多奪三振のタイトルも獲得した。安定感に加え、三振も取れる日本向きの先発投手だ。

 オランダ出身で、09年WBCに同国代表として出場した。オランダ出身の投手獲得となると、巨人の長い歴史でも、球界でも珍しいケースだ。何よりもその豊富な経験がチームに刺激を与えそうだ。

 球団としては先発投手の補強が急務だ。今季チームトップの12勝をマークしたエースの菅野は、右肘靱帯(じんたい)の部分損傷からの復帰を目指している状況。来季の先発ローテは内海、杉内がほぼ確定しているが、駒不足は否めない。まだ29歳と若くパワフルな右腕が、ローテ入りすれば大きな戦力になるだろう。

 今季はリーグ制覇したが、阪神とのCSファイナルSで4連敗して敗退した。雪辱を期す来季。原巨人にとって重要な先発投手の補強第1弾が、バンデンハークになるかもしれない。

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