キヨシ監督ノック解禁“言葉責め”だぜ

 「DeNA秋季キャンプ」(6日、奄美大島)

 DeNA・中畑清監督(60)が6日、今春キャンプ中に体調面を考慮して封印したノックを、秋季奄美大島キャンプ初日から解禁した。1本打つごとに叱咤(しった)する“言葉責めノック”で、選手たちをいじめ抜いた。

 ウナギも捕れる清流の脇にある球場に、怒声が響いた。犠牲者第1号は2年目の捕手・嶺井だ。

 「おまえ、キャッチャーだろう?ミスしたら点が入るんだ」

 「ピッチャーから信頼されないぞ。そんなキャッチングじゃあ。バカヤロー!」

 「それじゃあ1軍に入れないぞ!」

 40分間にわたって嶺井にノックの雨を降らせると、今度は小林、三上、三嶋、平田、柿田の5投手を相手に計40分間。柿田は右ふくらはぎをつって“リタイア”するはめになった。

 計80分のノックを終えて、中畑監督は「毎日やる。全員にやる。このキャンプで、体重を5キロ落として90キロにするぞ」と公私混同の目標を掲げる。「これじゃあ、カラオケがしんどくなるな」とまずは体調面よりもノドを気にしていた。

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