茨城GG初勝利ならず…安祐美監督無念
「社会人野球日本選手権・2回戦、西濃運輸4-0茨城ゴールデンゴールズ」(6日、京セラ)
3回戦でJR東日本がヤマハを下し、ベスト8進出を一番乗りで決めた。
2回戦では今夏の都市対抗大会優勝の西濃運輸が茨城ゴールデンゴールズを退け、ニチダイに競り勝った三菱重工名古屋とともに3回戦に進出した。
就任4年目の片岡安祐美監督兼内野手(27)が率いる茨城ゴールデンゴールズは都市対抗王者の西濃運輸に敗れ、大会初勝利を逃した。大会史上初の女性監督は「あっという間に終わった。力及ばずという感じ」と悔しがった。
9月の全日本クラブ選手権を制し、5大会ぶり3度目の日本選手権出場を果たした。片岡監督は表情が硬い選手に「緊張してるの?」と笑顔で声を掛け、試合前にノックを打つなどムードを高めた。七回は選手と相談して投手交代を即決した。
今後も選手兼監督を続ける意向を示した片岡監督は「攻守にレベルアップが必要」と課題を口にしたが、収穫も多かった様子。「一緒に戦った仲間がこの舞台で打席に立つ姿を見てうれしかった。来年はチーム発足10周年。もう一度戻ってきて、企業チーム相手に勝ちたい」と新たな誓いを立てた。