金子メジャー断念!国内移籍か残留か
国内FA権を行使したオリックスの金子千尋投手(31)が24日、京セラドーム大阪でのファン感謝イベントに参加後、今オフのポスティングによるメジャー移籍希望について「しない方向で考えている」と明らかにした。国内球団移籍か残留に絞り、交渉を続けていく。
金子が今オフのメジャー挑戦の可能性を断ち切った。「今回のオフでのポスティングは、しない方向で考えています」と、自ら口を開いた。
21日に金子の代理人がオリックス・瀬戸山隆三球団本部長と交渉。「ポスティングを希望しないという意思は、球団に伝わっていると思う」と話した。
今オフのメジャー移籍は、オリックスに残留した上でポスティングが認められなければ不可能。西名弘明球団社長はこの日「ポスティングは認めない。今後も基本的に方針は変えない」とあらためて明言した。
金子は決断の理由を「いろいろある」と明言を避けたが、これまでの交渉を踏まえポスティング容認は困難と判断した可能性が強い。
ただ、メジャーへの夢を完全に封印したわけではない。「この先、どうなるか分からない。今年以上にメジャーに挑戦したい気持ちが出てくるかもしれない。今年も来年もちゃんと考えて、納得するように決められたら」と慎重に話した。
今後は代理人を通じて他球団との交渉も受ける見込み。「今しか聞けないことはあるので、しっかり考えていきたい」。日米が注目してきた沢村賞右腕の進路は、国内12球団に絞られた。