金子 パMVP!オリ残留にグラリ?
「NPB AWARDS 2014」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
最優秀選手賞(MVP)にパ・リーグはオリックス・金子千尋投手(31)、セ・リーグは巨人・菅野智之投手(25)が初選出された。金子はオリックスの選手としては96年のイチロー以来、18年ぶりの受賞。菅野は巨人の投手として94年の桑田真澄以来、20年ぶりの選出となった。
来季の所属先を国内球団に絞った金子が「優勝して最優秀選手賞を受けたかった」と、MVP表彰を受けた壇上で語った。言葉だけを聞くとオリックス残留に気持ちが傾いたかのようなコメントだ。
今季の感想を聞かれた際、「優勝に手が届いたのに、あと1つ勝てないという弱さが出た。来季は優勝できるよう、1日1日を大切に最高の形でシーズンを迎えられるように頑張りたい」。オリックスを雪辱Vへ導く決意のようにうかがえた。
タイトルよりもチームを勝利へ導くことを何より重視していたエース。シーズン最高の賞を受けたことより、優勝を逃した悔しさを口にした。
さらに「今年のチームは優勝争いを経験している選手が少ない。今年を経験して、来年は能力が上がると思う」と、来季のチームへ期待感も示した。
来季の所属先について質問されると「まだ決まっていない」と明言を避けた。ただ、残留も含めたFA交渉の構えを見せており、生え抜き選手としてオリックスへの愛着はこれまでも口にしている。
25日に表明した右肘の遊離軟骨除去手術については「そこまで深刻ではなく、クリーニング手術。今、手術したら、来年は今年以上に強い自分を見せられると思う」と早期の回復へ自信をみなぎらせた。
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