グリエル再契約へキヨシ監督懇願
DeNAの中畑清監督(60)が26日、ユリエスキ・グリエル内野手(30)の来季再契約に向け他球団へけん制、いや懇願だ。「当然じゃない(他球団も)取りにいくのは。見逃してくれよ~」と訴えた。
「ウチは(選手の)取り合いに勝ったことがないから、前向きにコメントできない」と苦笑する。昨季こそ、FAで久保を獲得したが、今季は松坂、一昨年は福留と争奪戦に敗れてきた。「見逃してくれよ~」はまさに本音なのだ。
キューバ国籍の選手は、1年契約で、来季に関しては、キューバ野球連盟が決定権を持つ。グリエルも11月末に提出する保留者名簿から外すことになる。高田GMは「各球団、キューバ選手に関してはそうなるんじゃない?向こうの意向だからね」と説明した。
来季の躍進へ、グリエルの存在は欠かせない。中畑監督が警戒するのは巨人。NPBアワーズ2014の席上で「原に言ったよ。『狙っているみたいだな』って」とけん制。本音は「見逃してくれよ~」だったに違いない。