中日がキューバから亡命のバルデス獲得
中日が来季の新外国人選手として米大リーグ・ブルージェイズからFAとなったラウル・バルデス投手(37)=180センチ、86キロ、左投げ左打ち=と大筋で契約に合意したことが1日、分かった。バルデスはドミニカ共和国のウインターリーグに参加しており、視察中の森繁和ヘッドコーチ(60)が先発要員として白羽の矢を立てた。
バルデスは03年にキューバからドミニカ共和国に到着。5度失敗し、6度目での亡命成功だった。04年にカブスと契約。10年にメッツでメジャーデビューした苦労人だ。
メジャーではカージナルス、ヤンキースなどを渡り歩き、通算7勝7敗、防御率5・13。直球こそ平均88マイル(約141キロ)ながら、スライダーとチェンジアップを駆使する。
また野手では、今季メキシカン・リーグに所属した13年WBCドミニカ共和国代表のリカルド・ナニタ外野手(33)=185センチ、88キロ、左投げ左打ち=の獲得が内定。交渉を進めていたロイヤルズのカルロス・ペゲロ外野手(27)は、メジャー志向が強く断念した。