ロッテ石川“高津シンカー”で進化だ
今季のパ・リーグ新人王を獲得したロッテ・石川歩投手(26)が6日、“高津シンカー”をマスターし、進化することを誓った。このオフ、同期入団で親交のあるヤクルト・秋吉から、シンカーの握りを伝授されたことを告白。何とそれは、シンカーが代名詞だった同・高津投手コーチ直伝のものだった。
シンカーはこれまでも石川の持ち球のひとつでウイニングショットだったが、伝授されたのはそれとは別の握りの“第2のシンカー”だ。その“高津シンカー”は、今まで投げていたシンカーより約10キロ遅い、120キロ台だという。「軌道は左投手のカーブみたいな感じですかね。空振りが取れると思うし、決め球としても使えれば」と手応え十分だ。
この日、千葉県内で行われたサイン会では、ファンを前に「最多勝か最優秀防御率を狙いたい」と来季のタイトル奪取を宣言した石川。「来年は貯金を10つくれれば優勝が見えてくると思う。15勝5敗くらいのイメージ」。新たな魔球を携え、目標を実現する。