王氏 巨人OB会長退任“鷹と決戦”を
巨人のOB会総会が7日、都内で行われ、王貞治OB会会長(74)=ソフトバンク球団会長=の退任が決まった。
退任のあいさつでは「勝手なことを言うが、工藤監督と原監督の決戦をファンの方も望んでいる。実現すべく頑張ってほしい」と、巨人とソフトバンクの日本シリーズ決戦を熱望した。
原監督を含め、102人のOBが集まった総会。王会長はリーグ3連覇を果たした今季を振り返りながら「ペナントの優勝が本来の目的。今年のジャイアンツも素晴らしい成績だった」とたたえた。
そのうえで「ソフトバンクも連覇を目標に戦う。巨人もペナントを勝ち上がってほしい」と、OB会会長として最後の言葉を残した。
王会長のゲキを、原監督もしっかりと受け止めた様子。「クライマックスシリーズでまさかの4連敗を喫し、反省材料も多い。チームを解体し、新しく生まれ変わるジャイアンツとしてスタートしたい」と、日本一奪回へ向けてあらためて決意を示した。