Lおかわり球団過去最高3億8千万更改
西武・中村剛也内野手(31)が8日、球団の日本人最高年俸をクリアした。西武ドームで契約更改交渉に臨み、3000万増の3億8000万円プラス出来高払いでサイン。今季は西武在籍時の松井稼頭央(楽天)の03年の年俸と並んでいたが、これを上回った。
昨オフ、日本人では球団史上最長となる4年契約を締結。基本年俸は変動制で、2年ぶり5度目の本塁打王とベストナインに輝いた今季成績を反映しての増額となった。鈴木球団本部長も「(球団の)歴代の日本人最高となるのも当然の働き」と高く評価した。
今季は左脇腹痛など故障で出遅れ、111試合の出場ながら、同僚のメヒアと並ぶ34本塁打を放った。それでも「タイトルはうれしいが、数字は大したことない。チームも5位で喜びはない」と満足感はみせない。
今オフも右肘の手術を受けたが、経過は順調。来季の目標を「開幕1軍」と掲げ、年間通して打線の中心として働く覚悟だ。「自分のことは後でいい。とにかく優勝したい」。獅子の“顔”として、チームの再浮上に全力を注ぐつもりだ。