ロッテ田中を京大先輩研究員もスカウト
ロッテ・ドラフト2位の田中英祐投手(22)=京大=が12日、さいたま市内のロッテ浦和工場でお菓子の製造工程を見学した。頭脳明晰(めいせき)な理系男子の田中に、同窓の研究員が“新商品開発アドバイザー”としてラブコールを送った。
人気商品の製造過程を興味津々に見入る右腕が、京大の先輩から思わぬ“指名”を受けた。主にキャンディーの商品開発、研究を行っている土屋敏弘研究員(36)が「パ・リーグを代表する選手になった際には、ぜひアドバイスや意見を頂き、スポーツマン向けのキャンディーを開発できたらいいですね」と後輩を“スカウト”。田中は「活躍できるようになったら、スポーツ選手としてアドバイスできるようになりたい」と夢を描いた。
選手兼任での商品開発アドバイザーとなれば球界でも異例。「体のことについても、もっともっと勉強していきたい」と田中。秀才右腕の夢は、広がるばかりだ。