オリ・ドラ1山崎 まずハム中田を斬る
オリックスは13日、大阪市内のホテルで新入団選手会見を開いた。ドラフト1位・山崎福也(さちや)投手(22)=明大=は、対戦してみたい打者に日本ハム・中田を挙げ「各チームそれぞれの一番の強打者と対戦したい」とスラッガー斬りを宣言した。
ドラフト1位左腕が大きな目標を掲げた。「各チームで一番の強打者と対戦したい」と話し、まずは「中田翔さんです」と、侍ジャパンの4番を担ったスラッガーを指名した。
「オリックスに指名されて、パ・リーグで最初に名前が浮かんだのが中田さん。すべての打席でフルスイングする、力強い打者」と語った。
日本ハムとは、切っても切れぬ縁がある。巨人、日本ハムの捕手だった父・章弘さん(53)は山崎福が小学生時代、日本ハムのコーチを務めていた。父に連れられて何度も、日本ハムの試合や鎌ケ谷にある練習場を見に行ったという。
当時在籍した森本(現西武)に、サッカーをして遊んでもらった記憶もある。「まさか対戦する立場になるとは」と振り返った。
お世話になった父の“古巣”だが、これからは敵になる。今年、オリックスはCSファーストSで日本ハムに惜敗した。第3戦の延長十回に決勝弾を放った中田を、来季は山崎福がねじ伏せる。
会見場で隣に座った森脇浩司監督(54)について「すごくかっこいいです」と話し、場を和ませた左腕。「信頼される投手になりたい。チームに貢献したい」と力強く語った。