オリ糸井 内緒の主将指名明かしちゃった
オリックスの糸井嘉男外野手(33)が15日、神戸市の球団事務所で契約交渉に臨み、1億アップの3億5000万円プラス出来高の1年契約で更改した。
日本ハムから移籍2年目の今季は首位打者などを獲得。アップ額の1億円は、球団野手ではイチローの1億7000万円(97年オフに2億6000万円から4億3000万円)に続き2番目。上機嫌で会見場に現れると、糸井ワールドを全開させた。
契約年数を聞かれると「10年契約です!」ととぼけ、11月末の納会で森脇監督から来季の主将に指名されていたことまで明かしてしまった。「こんなん言っていいんかな。監督にはキャンプ前に発表と言われたけど…。キャプテンになってくれと言われたんで、頑張らないといかん」と、フライング発表した。
これまで主将の経験はない。しかし来季は日本ハム時代の同僚だった小谷野や、交流のある中島が加入。頼られる兄貴分になる。「中島と首位打者争いをできれば」と話し、理想の主将像に「日本ハムの稲葉さん」を挙げた。
昨年の契約更改後の会見で「米国ポスティング移籍の夢は、大胸筋の奥にしまっておく」と封印した。この日も「大胸筋から出てきそうや」としながら「優勝したい。それだけです」と、来季の優勝だけを見据えた。