ヤフオクD、ラッキーゾーンで東京D化
ソフトバンクの本拠地・ヤフオクドームが、来季に向けて外野に「ラッキーゾーン観客席」を設置することが23日、分かった。右中間と左中間のフェンスが現在より最大6メートルもせり出す“東京ドーム型”で、チーム本塁打数の大幅増は確実だ。
孫正義オーナーがぶち上げていた、球場改修計画の全体像が見えてきた。球団関係者によると両翼100メートル、中堅122メートルは変わらないが、「ラッキーゾーン観客席」で右中間と左中間の最深部が浅くなり、フェアゾーンは東京ドームとほぼ同面積になる。
外野フェンスも約2メートル低くなる。現在の約5・8メートルは12球団の本拠地球場で最も高かった。新フェンスは広告が載る2・7メートルのラバー上部に、1メートルほどの防護ネットが設置される。打球は防護ネットを越えなければホームランにならないが、約4メートルの東京ドームよりは低い。現在は防護ネットの高さなど細部を詰めている段階で、近日中にも発表される見通しだ。
14年は3割打者が5人(柳田、中村、内川、李大浩、長谷川)も誕生し、リーグ最多607得点を挙げたが、95本塁打はリーグ5位。今回の改修で、小久保、松中、城島、井口の「豪華30発カルテット」が大暴れした01年の203発超えも夢物語ではない。