ハム・大谷 20歳の誓いは170キロ

 日本ハムの大谷翔平投手(20)が11日、岩手県奥州市で行われた成人式に出席した。“20歳の誓い”として、世界最速170キロ到達を将来の夢として掲げた。成績は昨季の11勝&10本塁打超えをノルマに課すことを明かした二刀流。地元の人に喜んでもらうためにも超快速球に磨きをかけ、夢の大台を目指す。

 球速170キロ-。それはまだ人類の誰もが到達してない未知の世界。しかし、2年前に購入したお気に入りのブルーグレーのスーツで成人式に出席した大谷は、表情を引き締め、壮大な将来の夢を口にした。

 式典後の会見で、報道陣から170キロを期待されていると問われた。すると「誰もが無理と言われる中で、目指す価値はあるのかなと思います。(スピードは)僕の長所でもあるのでそこは伸ばしていけるように頑張りたい」ときっぱり。チャプマン(レッズ)の世界最速記録169キロ超えへ意欲を見せた。

 手応えはある。昨季は自己最速162キロを2度マーク。小沢奥州市長によると、昨年12月に行われた広報誌の対談の中で、大谷が「将来的に170キロマークの自信はある」と話していたという。すでに今オフから165キロ到達へ向け、肉体改造に着手。多くの時間を筋力トレーニングに費やしている。

 成人式では中学時代の友人と再会し、思い出話に花を咲かせた。同級生から刺激を受けた右腕は、「もっと頑張らないと。投手も野手も昨年以上の数字を出して一回りも二回りも大きくなりたい」と力強く言い切った。

 この日は会場に到着すると、大勢の新成人に囲まれたが、記念撮影に気軽に応じた。「活躍を見せることが一番。今年はヒーローインタビューをもっと多く受けられるように」。地元の人に喜んでもらうためにも、球速も成績もさらに上を目指していく。

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