バンチョウミウラ号 一杯“坂路調教”
DeNAの三浦大輔投手(41)が“坂路調教”で鍛え上げる。13日、神奈川県厚木市で自主トレを公開。アップ代わりに標高284メートルの白山を登り、ボールを使った練習を経て、最後は150メートルの急勾配の坂を駆け上がって締めくくった。
「平成27年になって山登り、坂道ダッシュ。原始的なことをやっている。科学的なトレーニングもいいけど、こういう練習も体にいい」と汗をぬぐった。
原始的だが、理論に基づいたトレーニングだ。「山登りは全身を使うし、無意識に体のバランスを使うし、体幹を使う。投手の動きはバランスを取りつつタイミングを取るからね」と説明。さらに「馬も坂路調教をする。バランスがよくないと進まないと調教師から聞いた」との話には、馬主ならではの説得力がある。
新たな刺激は広島に復帰する黒田の存在。「昔、よう投げ合った。マウンドでの気持ちが素晴らしい投手。投げ合いたいね」。山を登って、坂を上って鍛えた馬力で、勝負する。