敷村氏 東高、がんばっていきまっしょい
「第87回選抜高校野球・代表校発表」(23日)
21世紀枠に選出され、史上最長ブランクの82年ぶり出場となる松山東(愛媛)は、待ちに待った朗報に野球部OBや卒業生らが歓喜した。小説「がんばっていきまっしょい」の著者・敷村良子さん(53)も熱いエールを送った。初出場の英明は、“讃岐のライアン”ことエース左腕・田中寛大投手(2年)が快投を誓った。
小説「がんばっていきまっしょい」の著者で作家の敷村さんも、母校野球部の甲子園出場決定を喜んだ。
21世紀枠選出のニュースは新潟市にある自宅でネットでチェック。「東高が甲子園に行けるなんてビックリ。卒業生として誇らしい。おめでとう!」と祝福した。
親しい友人がいたこともあって高校時代から野球部を応援していたという。2年前に松山に帰省した際にも坊っちゃんスタジアムを訪れ、春の県大会を観戦。決勝戦で小松に敗れた昨夏の県大会も、ネット中継で手に汗握りながら応援したという。
女子ボート部の奮闘を描き、同校伝統の気合入れの掛け声をタイトルにした「がんばっていきまっしょい」は、98年に田中麗奈主演で映画化。テレビドラマにもなり、全国に散らばる卒業生たちを喜ばせた。
次は野球部の番だ。「勝っても負けてもいいから思い切りプレーしてほしい。東高、がんばっていきまっしょい!これをアルプスで聞いたら鳥肌が立つだろうなあ」。活躍を期待し、熱いエールを送っていた。