ロッテ京大・田中 自己評価は「優」
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が24日、さいたま市の浦和球場で新人合同自主トレを打ち上げた。23日に1軍キャンプスタートが決まったばかりの秀才右腕は、2月1日のキャンプインに備え、ブルペン入りで締めた。
「点数をつけるとしたら?80点ですかね。けがなくメニューを消化できたことが良かった」。フィジカル面で高い評価を受け、“1軍切符”を手に入れた田中。京大工学部なら「優」の評価に値する「80点」を自らに与えた。
この日は、初の“連投”にも挑んだ。18日の初ブルペンから中4日となった前日は、成田山新勝寺での必勝祈願から寮に戻ると、ブルペンへと走り、20球程度を投じたという。この日は、体に若干の張りが残る中で、捕手を立たせ、オール直球で期間中最多の39球を投げた。
「多少、体の疲れが残っているというかベストコンディションではない中で、腕が振れて、いい球もあった」。2月1日には、ブルペンで捕手を座らせ本格投球を予定する田中は、手応えを口にした。
いよいよ南国・石垣島でサバイバルに突入する。「覚悟はできています。いいものをどんどん出して、周りのいいものも吸収して、なおかつ自分の軸をぶれさせないようにやっていければ」と力を込めた。