ＤｅＮＡのギジェルモ・モスコーソ投手（３１）が２８日、同僚のアーロム・バルディリス内野手（３２）とともに成田空港着の航空機で来日。昨季、球団外国人投手のシーズン最多記録を更新する９勝を挙げた右腕は、２桁勝利とチームのＣＳ進出を目標に掲げた。

　その表情に自信がみなぎる。「今年は２年目で経験もある。去年よりいい数字を残したい」と話したモスコーソ。「今季は１０勝を目標にして、チームをＣＳに連れて行きたい」と抱負を語った。

　これまで球団でシーズン１０勝を挙げた外国人投手は皆無。１２球団で唯一、ＣＳ進出も果たしていない。２つの「球団初」を目指し、米マイアミでの自主トレも「自分で計画を立ててトレーニングをしてきた。何日間かブルペンにも入ったよ」と順調さをアピールした。

　すでに体を絞り込んだ状態での来日に、今季へ懸ける思いが表れていた。「（状態は）ほぼ１００％」と頼もしさを増した右腕が、躍進を目指す中畑ベイの屋台骨を支える。