楽天・デーブ監督、年間シート売り込み
楽天・大久保博元監督(47)が28日、“営業マン”として年間シートの販売に奔走した。27日から3日間、球団の営業担当職員とともに仙台市内の企業などを訪問中。監督就任のあいさつに合わせ、年間シートを売り込んでいる。
「現場ではオレが社長みたいなもんなんだから」と志願し、顧客回りが実現。昨季は主催試合で球団史上最多の145万233人を動員。さらなる集客アップへ向け「俺が行くのが一番手っ取り早い」と自ら頭を下げた。
営業活動は現役引退後に経験している。野球教室を立ち上げた時、自ら2万枚のチラシを配って回った。チラシがきっかけでの入会は「ゼロだった」が「気持ちの問題だから」と、労を惜しまず行動するという信念は揺るがない。
今季の年間シート販売数は、昨年同時期とほぼ同数で推移しているという。指揮官は「勝っても赤字じゃしょうがない」ときっぱり。球団の収入増へ積極的に貢献するつもりだ。