キヨシ「ひとり紅白」開催決めたゼ!
「DeNA春季キャンプ」(2日、宜野湾)
DeNA・中畑清監督(61)が2日、キャンプ恒例の早朝散歩中に『キヨシのひとり紅白歌合戦』を開催することを決めた。今キャンプ初散歩となったこの日は、加山雄三の「海・その愛」など4曲を熱唱。昨春は『キヨシのひとりオリンピック』を勝手に開催し、ソチ五輪で活躍した選手のパフォーマンスを披露したが、今春は自慢の美声を南国の海に響かせる。
防波堤を専用ステージに見立ててよじ登った中畑監督が問いかけた。「雄三と裕次郎。どっちがいい?」。ジェネレーションギャップに困惑する報道陣をよそに、無理やり「雄三」という言葉を引っ張り出す。「♪うーみよー オレのうーみよー」。気持ち良さそうに加山雄三の「海・その愛」を歌い上げた。
宜野湾市立球場をスタートする散歩は、程なくして海沿いの散歩コースに出る。穏やかな海を見ながら、「♪海はヨー 海はヨー」。いきなり歌ったのは、村木賢吉の「おやじの海」。発声練習を終え、満を持して“ステージ”に上がった。
「今年は歌だな。演歌、フォーク、ニューミュージック、いろんなジャンルを用意してこい。何でも振ってくれたら歌うぞ。オレは2000曲くらいレパートリーがあるからな」
昨春は『キヨシのひとりオリンピック』を開催。賛否両論の中、ジャンプやフィギュアスケートなどのパフォーマンスを披露した。今春は一転して“シンガー転向”を宣言。昔の歌からはやりの歌まで男女問わず。『キヨシのひとり紅白歌合戦』の開幕だった。
紅白だけに余興もあった。“ステージ”では、練習前に選手が行う声出しの中畑監督版も披露。「4年目の中畑です。監督をやらせてもらってます。今年はちょっとでも勝ちたいです。そのためには私がミスをしないことです」と声を張り上げて決意表明だ。
“ステージ”を下りたあともアンコールに応えた。加山雄三の「ぼくの妹に」を歌い、大トリは長渕剛の「しあわせになろうよ」。歌いながらの30分。今キャンプ初の散歩は陽気に終了した。「みなさん、良いお年を」と球場入りし、満足げにひとり紅白歌合戦初日の閉幕を告げた。