松井氏 打たない!中畑監督熱望も困惑

 ブルペンで投手陣のピッチングを見る松井秀喜氏(右端)。手前は高木
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 「巨人春季キャンプ」(4日、宮崎)

 巨人OBの松井秀喜氏(40)が、5日から訪問するDeNAの宜野湾キャンプでのフリー打撃実演プランについて、辞退する意向を示した。昨年の巨人キャンプでは豪快なスイングで柵越えを連発したが、今回は調整不足を強調。DeNAの中畑清監督(61)は松井氏が着用するジャージーまで準備して待つが、結末はいかに…。

 明らかに困惑していた。松井氏は、中畑監督が熱望するフリー打撃の実演について「直接、聞いてないですから…」と、オファーがないことを強調。そして、「僕のバッティングの状態が“絶好調”ではないので、辞退させていただきます」と、中畑監督の代名詞を交えながら断言した。

 昨年の巨人キャンプには臨時コーチとして参加し、フリー打撃を実演。事前にキャンプ地の室内練習場で練習を重ねた成果もあり、22スイングで5本の柵越え。桁違いのパワーを見せつけた。

 ただ、昨年とは状況が違うようだ。3日から2日連続で訪れた巨人キャンプでも、あくまでOBとしての訪問を強調。選手を静かに見守り、バットを握って指導することすらなかった。

 中畑監督と松井氏は、巨人入団時に打撃コーチと選手だった間柄だ。今回のDeNAキャンプ訪問も、多忙を極める松井氏が何度も断りながら、中畑監督の猛アタックによって実現した。

 それでも目的はあくまで「視察」。宜野湾で練習する可能性についても、松井氏は「もう、だいぶ打っていないのでこの2、3日(の練習)で打てるとは思いません」と否定的だ。キヨシ監督の勢いに押され気味のゴジラではあるが…。宜野湾で過ごす3日間に、注目が集まりそうだ。

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