松坂にダメ出し…佐藤C体の開き指摘
「ソフトバンク春季キャンプ」(5日、宮崎)
ソフトバンクの松坂大輔投手(34)が5日、痛烈なだめ出しを食らった。第2クール初日のこの日は初の本格的なブルペン投球。途中から捕手役に座ってもらい計59球を投げ込んだが、佐藤義則投手コーチ(60)から体の開きを指摘された。
力感あふれる松坂のマウンドに周囲から思わずため息が漏れたが、佐藤投手コーチの見方は違った。「あんなに(体が)開いていたら、肘も上がらないし、力んでしまう。捕手の方に向かっていくようにしないといけない」と修正を求めた。
松坂自身もそのことは重々承知だ。「長年の悪い癖が抜けないので、矯正するためにチェックをお願いした」。セットポジションでの投球の際、佐藤コーチに背後に立ってもらい、投球。体の開きをより意識するためだ。
「立ってもらったときはすっきり投げられるけど、そうでないときは無駄な力を感じる」と松坂。ダルビッシュ(レンジャーズ)や田中(ヤンキース)を育てた名コーチと二人三脚で、日本仕様のフォームを固めていく。