ロッテ開幕3連戦に“3本柱”全員投入
「ロッテ春季キャンプ」(6日、石垣島)
ロッテ・伊東勤監督(52)は6日、3月27日からのソフトバンクとの開幕3連戦(ヤフオク)に“3本柱”全員をつぎ込む考えを示した。涌井、石川、唐川の3人を有力候補とし、昨季は失敗した開幕ダッシュに向け必勝ローテを組む。
昨季の開幕カードも同じ敵地でのソフトバンク戦だったが、3連戦3連敗。スタートでつまずき、シーズンは4位に沈んだ。同じ轍(てつ)は踏みたくない。「この3つは、今年は特に重要視したい。3戦すべてが開幕戦と捉えている」。次のカードは本拠地での日本ハム戦だが、そこに誰かを回すという選択肢は「全くないです。今のところはそういう考え」と言い切った。
3本柱は実績十分の涌井、昨季10勝を挙げ新人王に輝いた石川、ソフトバンク戦は通算23試合で11勝6敗と相性がいい唐川が最有力。伊東監督は「現状ではその3人が一歩リードという形になる」と話した。
この日は石川、涌井がブルペンで競演。2人を見つめる指揮官の頭には、開幕ダッシュの青写真が描かれていた。