「オリックス春季キャンプ」（６日、宮崎）

　オリックスは６日、丸毛謙一外野手（２６）が５日の練習で左側頭部に打球を受け、急性硬膜外血腫で緊急手術を受けたと発表した。

　宮崎市で行われているキャンプのフリー打撃で丸毛が守備位置に就こうとしたところで、ワンバウンドの打球が頭に当たった。スタッフが駆け寄り状態を確認したが、直後は目立った症状はなく、その後も練習を続けた。しかし全体練習終了間際にふらつきを訴え、チームドクターが診察。その後、宮崎大医学部付属病院を受診し、同日午後７時から開頭手術を受けた。

　病院での診察時は意識がもうろうとしていたが、術後は意識も回復。呼びかけにも応じているという。家族が付き添っており、１週間から１０日程度、入院して様子を見る予定。森脇監督は「一日も早く元気な姿で戻ってほしい」と気遣った。

　丸毛は大阪桐蔭、大経大を経て２０１０年度育成ドラフト８位で巨人に入団。１３年シーズン限りで自由契約となり、オリックスのテストを受け支配下選手に。昨季、１軍初出場した。