Mドラ2田中の“崩程式”を要チェック
「ロッテ春季キャンプ」(8日、石垣島)
落合英二投手コーチ(45)は8日、ドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=の1軍残留のポイントに、実戦での「崩れ方」を挙げた。
田中は26日まで1軍帯同することが決定済み。その後1、2軍に振り分けられるが、1軍生き残りの判断材料として落合コーチが注目するのは、“いい田中”ではない。「打たれるのか、自滅するのか。どうやって崩れるのか、ですね」。
早ければ初の対外試合となる21日の中日戦(北谷)で、中継ぎとして1~2イニングを投げる見込み。そこで田中はどう崩れるのか…。「自滅は、僕は嫌いです」と同コーチ。四死球で崩れるか否かが、1軍への“合否判定”になりそうだ。
この日、外角低めへストライク10球を投げることをノルマとした課題投球で、田中は26球を費やした。落合コーチは「ちょっと確率が悪いですね」とチクリ。制球の乱れが1軍サバイバルの生命線だけに、田中は「数をこなして、体に覚えさせることが大事」と気を引き締めた。