鷹の工藤監督 初カミナリ落とした~!
「ソフトバンク春季キャンプ」(10日、宮崎)
ソフトバンク・工藤公康監督(51)が10日、B組の大場翔太投手(29)のボサボサ髪と無精ひげに対して、今キャンプ初の“カミナリ”を落とした。
笑顔がトレードマークの指揮官が、一瞬その表情を険しくした。投手陣の特守をチェックするために訪れたサブグラウンド。そこで大場を見つけると、「髪っ!ひげっ!皮ごとそってこい!」と声を張り上げた。
工藤監督はキャンプインを前に、頭髪など社会人としての身だしなみに関する注意喚起など、監督方針を選手に通達。髪を染めていた選手らは黒髪に戻すなど、全選手が「優等生」なスタイルでキャンプを迎えたが、大場が第1号の注意対象となってしまった。
「帽子をかぶった後だったんだろうし、風も吹いたんだろ。大したことないよ」と、練習後の工藤監督は笑顔で「マジ怒り」でなかったことを明かした。伸び悩むドラ1右腕の心を、ほぐすことが狙い。工藤監督流の「愛のムチ」だった。