オリ白仁田 1回ピシャリも指揮官ゲキ
「練習試合、オリックス9-0KT」(11日、宮崎)
オリックス・白仁田寛和投手(29)が、韓国・KTとの練習試合で三回から2番手で登板し、1回を三者凡退に仕留めた。
最速140キロの直球を主体に中飛、二ゴロ、遊ゴロと9球で料理。「要所で低めに投げられた。まだ球が抜ける部分があるのでこれからです」と移籍後初の対外試合を終え、充実した表情をみせた。
しかし森脇監督は「正直、ラストイヤーなのでね」と、あえて厳しい言葉を投げかけた。阪神時代では7シーズンで1勝しか挙げられず、昨年11月にトレードで移籍。「覚悟を決めて一日一日悔いを残さずやってもらいたい」とハッパをかけた。
もちろん白仁田は新天地で花を咲かせようと必死だ。「結果を出さなければいけない」と練習にも熱が入る。左足をまっすぐ踏み出すなど、投球フォーム改良にも取り組んでいる。「出だしとしてはよかった」と滑り出しは順調だが、本当の勝負はこれからだ。