「オリックス春季キャンプ」（２０日、宮崎）

　オリックス・中島裕之内野手（３２）が２１日のソフトバンクとのオープン戦（宮崎アイビー）に出場する。

　オープン戦初戦から厚みを増した２０１５年版打線の一端を披露する。しかも相手は昨年のパ・リーグ優勝決定戦となった１０月２日以来となるソフトバンク。今季も最大のライバルとみられる相手に惜しみなく新戦力をぶつける。

　森脇監督は「隠すことはしない。ウチは持てる可能性を探るために、シーズンで勝つ確率を高めるために、出し惜しみはしない」と言い切った。糸井、Ｔ－岡田ら試合出場可能な選手はすべて出すつもりだ。

　中島も例外ではない。「新しく入って来たメンバーを機能させていく課題がある」と守備にも就けて、チームにどんな化学反応が出るのかを見ていく考えだ。

　本人は「若い投手が投げると思うから球を多く見られるようにしたい。これで初球打ったらすいません」と笑いを誘う余裕を見せていた。メジャー挑戦から３年ぶりとなる日本再デビュー戦に臨む。