オリ東明“宿敵”タカ狩りでローテ前進
「オープン戦、ソフトバンク1-0オリックス」(21日、アイビー)
オリックス期待の2年目右腕が、開幕ローテ入りに大きく前進した。15年のオープン戦“開幕投手”を託された東明は、3回1安打無失点。初回1死から中村晃、内川、二回の柳田まで3者連続三振を奪うなど、昨年優勝争いを演じた相手に上々のピッチング。「チャンスをもらえてありがたく思う。(ソフトバンクは)少しは意識した」と笑顔を見せた。
開幕ローテは西、バリントン、ディクソン、松葉がほぼ当確。昨年、右肘を手術した金子が間に合えば、残り1枠を同期入団の吉田一や、ドラフト1位・山崎福(明大)らと争うことになる。昨季序盤は中継ぎも経験しており「今いる投手陣のどこかに割り込めるようにやっていきたい」と生き残りに必死だ。
好投が光ったが、三回2死から9番・斐紹にストレートの四球を出したとあって「ああいうミスが点につながってしまう」と反省も忘れなかった。「先発をやるなら2桁勝ちたい」と昨季の5勝からの倍増を誓っていた右腕。間違いなく優勝のためには必要な存在だ。