菅野3失点…巨人の開幕候補は反省
「オープン戦、巨人1-7ヤクルト」(28日、東京ド)
反省の弁ばかりが、口をついた。先発した巨人・菅野智之投手(25)が1発を含む3回3失点。毎回安打を許すなど不安の残る内容に「相手打者との対戦に、勝負できていない」と自らを戒めた。
特大の一撃に表情をしかめた。三回無死一塁。ミレッジに直球をはじき返され、左翼席へ運ばれた。「毎試合、高めのボールを打たれて、そういう経験を生かしていこうと思ったけど、全部高いボールを打たれてしまった」と悔やんだ。
原監督は「いろいろ考えながらやっているんでしょうけど、精度というか、スピード、制球力、キレが上がってきてない」と厳しく指摘した。菅野は「自分自身も周りも『開幕は菅野』と思われる投球をしたい」と常々語っているが、現時点では周囲を納得させるまでには至っていない。
それでも開幕投手の有力候補であるのは間違いない。「自分自身、しっかり見つめ直してやっていきたい」。課題を克服できたかどうかは、結果で証明するしかない。