オリ危機…岸田、小谷野、吉田一が負傷

 「オープン戦、広島3-8オリックス」(14日、福山)

 オリックスの布陣に異変が起こった。3番手で八回に登板した岸田が投球練習中、左脇腹の違和感を訴えて途中でストップ。打者に1球も投げずにマウンドを降りた。

 本人は「たいしたことはなさそう。(痛くなる)手前でやめたので。大阪へ帰ってから検査してみる」と軽症を強調。森脇監督も「用心には用心、ということでとどめさせた」と説明した。球団によると、アイシングをして様子をみるという。

 岸田は昨年、セットアッパーとして活躍した。今年は中継ぎの比嘉が右肩の張りで出遅れており、開幕1軍は難しい。岸田の存在は欠かせないだけに、症状が心配される。

 さらにこの日は、小谷野が守備練習で左手親指の付け根付近にボールを当て、試合を欠場。福山市内の病院で打撲と診断された。開幕ローテ候補で本来はこの日の先発予定だった吉田一も、左腹斜筋を痛めていることが判明。開幕まで約2週間という時期に、主力のケガ続出は気がかりだ。

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