中畑監督マイク離さず大爆笑ひとり舞台
マイクが似合う。DeNAの中畑清監督(61)が23日、都内で行われたセ・リーグファンミーティングで堂々の主役を務めた。まずはボケから。オープン戦を回顧し「大敗する試合も“なかったキヨシ”」。司会者からマイクを手放さないことを指摘され「いつ振られてもしゃべれるようにしないと落ち着かないのよね。マイクヮ(前川)キヨシってね」-。
こん身のギャグは大滑りしたがヘコたれない。「最長老監督になっちゃった。落ち着いていこうと思ったけど無理みたい」。これは爆笑を誘ってトークが弾む。ヤクルト・真中監督から「中畑さんの尺が長すぎる」、中日・谷繁監督からは「選手を紹介するのに監督ばかりしゃべっている」と指摘されたほど。
巨人・原監督の「巨人の大型三塁手と言えば、長嶋さん、中畑さん、原辰徳」という言葉に、「長嶋さんに続いて引用してくれた。うれしかったな。ありがとう!」。ほめ殺しを素直に喜ぶ姿が、爆笑を呼んだ。
もちろん、笑いを取っただけではない。「開幕で勝って、先頭を切ってこの1年間中心になるという強い気持ちで戦い抜きたい」。シーズン中も主役に立つと約束した。