ロッテ・田中“京大クン”とおさらば

 京都大学を卒業したロッテ・田中(中央)=撮影・石湯恒介
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 ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)が24日、京大の卒業式に出席した。4年間の学生生活に別れを告げた右腕は、報道陣へ“京大クン”という呼び名の“卒業”を求めた。

 「『京大クン』はもういいですよね。これからは『ロッテ・田中』でお願いします」。秀才右腕は照れながら切り出した。これからは体ひとつで勝負する。田中なりの決意表明でもあった。

 「僕の野球の下地をつくってくれた場所」と母校に感謝すると同時に、「ここでやり残したことは何もない」と言い切った。京大生として初めて未知の世界に飛び込むからこそ、ひとまず肩書は忘れる。

 開幕2軍スタートが決まったが、29日のイースタン・DeNA戦に先発予定。当面は、ローテの谷間となる4月30日・西武戦での1軍昇格を目指す。

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