工藤ソフト開幕負け越し 中田突如乱調
「ソフトバンク4-5ロッテ」(29日、ヤフオク)
昨季チーム最多タイの11勝を挙げたソフトバンク・中田が突然乱れた。3点リードの四回、連続四球で無死一、二塁。左肩が開き、腕の振りが鈍って球を見極められ、三回まで5三振を奪った投手とは別人に変わった。ここから失点を重ね、逆転を許した。
佐藤投手コーチは「自分の中で考えすぎる」と指摘した。同様の乱れは昨季もしばしばあり、同じ11勝のスタンリッジより防御率が1・00以上劣る4・34に終わった要因でもあった。中田は「取り返すしかない」と反省を込めた。
昨年の開幕カードで3連勝したロッテに、1勝2敗。工藤監督は「(ロッテは)強い気持ちできていた。受けて立つ側も、それ以上に高めていかないといけなかった」と反省を口にした。