燕の新垣「背水の陣」で597日ぶり星
「ヤクルト3-2中日」(9日、神宮)
ファンの温かな歓声が心地いい。ヤクルト・新垣が昨年8月16日以来の先発で5回8安打2失点の粘投。移籍後初、そして2013年8月20日のオリックス戦以来、597日ぶりの白星を手にした。「移籍してやっと勝てました。ヤクルトが優勝できるよう頑張っていきたい」。お立ち台で声を弾ませた。
五回に2点を先制されたが、直後に味方打線が逆転して勝利投手の権利を得た。「勝ちがつくとは思わなかった」。毎回のように得点圏に走者を置いたが、以前のように制球を乱して自滅することなく、鋭いスライダーで要所を締めた。
昨季は7月にソフトバンクから移籍するも、未勝利。「背水の陣」で今季に臨んだ。背番号を45から、志願して尊敬するソフトバンクの先輩・斉藤和巳氏がつけていた66へ変更。自主トレでは初動負荷トレーニングに取り組み、力任せの投球から脱皮へのきっかけをつかみ制球力向上した。
キャンプから好調を維持し、つかんだチャンスをものにした。「ここからが僕の新たなスタートという気持ちで頑張りたい」。剛腕が新天地で再び輝く。
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